マスキングテープを使用し、フリーハンドで描く直線的でメタリックなグラデーションを特徴とする作品を得意とする。
幾何形体とグラーデーションの組み合わせによる表現は、車や建築などの人工物のモチーフから「無駄」を極限まで省いて美しさの要素だけを抽出した結晶としての意味、そしてデジタルツールであれば容易に表現できる直線やグラデーションを、敢えて手作業で描くという自らの身体性の限界への挑戦の意味を持つ。
遠目で見れば隙のない幾何の美しさ。近づけばアクリルで描かれた素材感の暖かさ。解像度により変化する奥行きの深い立体的な魅力を宿しています。
2002年より建築や車などの人工物をモチーフとしたハードエッジな作品を制作し 主に広告媒体で発表。マスキングテープを使用し、フリーハンドで描くメタリックなグラデーションを得意とする。
現在は、直線のみによる抽象作品を制作。幾何形体のキカとグラーデーションのグラを組み合わせた [ KICAGRA ] を表現テーマとし、アートとは別ジャンルのグラフィックやインテリアデザインの感覚をミックスさせた新世代のミニマルアートを目指している。
個展
2014年
[ Prism ] Gallery 360°. / 東京
2023年
[ KICAGRA ] Gallery 360° / 神宮前(東京)
グループ展
2010年
Gallery 360°. Tokyo. with Reiko Yamaguchi